今週は『副業する人のための著作権』を読みました。

わたしは普段、Webライターの仕事をしています。

実は著作権にまつわる、ヒヤリ体験をしたことがあるんです。

あなたのライター活動の参考になればと思い、クライアントさんとの、やりとりイメージを紹介させてください⤵️

担当ディレクターさん（以下、編集）：

キタノドロップさん、お世話になっております。

まえに納品してもらった記事に添付していた画像について「無断使用しています」という問い合わせがきたんですよ。

心当たりありませんか？

キタドロ：

えっ？無断使用ですか？

編集：

ドイツにある「〇〇」という会社から連絡がありまして。

御社のWebサイトで画像を無断使用しているため、ライセンス料「〇〇ユーロ」を支払ってくださいとのことでした……。

キタドロ：

（え、〇〇ユーロって5万円くらいじゃん、ボッタクリちゃうの？）←心の声

編集：

Googleで調べたら「〇〇」という会社は実在していました。

迷惑メールではなさそうです。

キタドロ：

（詐欺案件ではないのか）←心の声

編集：

この記事の画像ですけど。URL→konokizi～～～

キタドロ：

あー、この画像はCanva（デザインツール）からダウンロードした記憶があります。

編集：

Canvaだったんですね！

ちょっと待ってください。画像検索します。

キタドロ：

お手数おかけします。

～20分後～

編集：

この画像で間違いないですか？

※記事で使用した画像データを探してくれました。

キタドロ：

そうです！間違いありません。

編集：

キタノドロップさん、Canvaは有料会員ですか？

無料会員がCanvaの有料画像を無断で使うと、面倒なことになりそうです。

キタドロ：

わたしは2022年からCanvaの有料会員ですよ。

編集：

よかった！

それでしたら、有料会員と証明できるものを弊社に共有していただけますか？

キタドロ：

ちょっと待ってください。

請求書をダウンロードしてきます。

編集：

お手数おかけします。

～10分後～

キタドロ：

こちらで大丈夫ですか？

編集：

請求書の共有、ありがとうございます！

Canvaの有料会員であることを証明できれば、問題ないはずです。

また、キタノドロップさんに罰金などの連絡はいきません。

ドイツの「〇〇」って会社とやり取りをしますので、解決できたら連絡しますね。

キタドロ：

お気づかいありがとうございます！

よろしくお願いいたします。

～2日後～

編集：

お世話になっております。

画像無断使用の対応が終了しました。

結論として、Canva有料会員であれば問題ないとのことです。

今回はお手数おかけして申し訳ありません。

キタドロ：

よかったです！

今後もよろしくお願いします！

（うおー、罰金請求されなくてよかった～。なまらビビったぜ～）←心の声

このような出来事がありました。

Canvaによる著作権トラブル、あなたにも起こり得るかもしれません。

今回の経験からWebライターでも著作権違反になる可能性があるんだと認識し、真矢さんの『副業する人のための著作権』を読んで勉強した流れです。

Kindle本で学んでからX（Twitter）のタイムラインをながめると「この投稿は大丈夫なの？」みたいなポストが目につくようになりました。

あなたも無意識に、著作権を侵害してしまう可能性があります。

今回のニュースレターで、基本ルールを学んでいきましょう。

著作権とはクリエイターを守るためのルール

著作権とは、文章や音楽、写真や絵などを作ったクリエイターを守るための権利です。

わかりやすく説明すると、あなたが読んでいる文章はキタノドロップの著作物なんですよ。

わたしのニュースレターを無断でコピペしてX（Twitter）に投稿すると、著作権違反となります。

キタノドロップの著作物に関するルール

キタノドロップの記事は、個人・商用を問わず、自由に引用・転載してOKです。
ただし、かならず出典として該当記事へのリンク（引用：キタドロさんのブログ）←などをつけてください。
リンクのない転載・引用は著作権侵害と判断し、発見したら違約金5万円を請求します。

ほかにも旅行中に撮影した写真や公園で書いた絵、ピアニカで作曲した楽曲などにも著作権が発生します。

著作権とはあなたが作った作品を、かってに使われないよう保護してくれるルールと覚えてください。

無料ブログやSNSでも著作権違反になる

もしかしたらあなたも勘違いしているかもしれませんが、無料ブログやSNSでも著作権を侵害する可能性はあります。

たとえば、X（Twitter）で有名なマンガの一部をスクリーンショットして投稿すると、著作権を侵害する可能性が高いです。

以下のようなポスト、タイムラインでよく見ませんか？

「他の人も使っているからOKでしょ！」みたいなノリで投稿していると、著作権違反で怒られる可能性があるので注意してください。

「著作権を学ぼうね」と教えてくれる人は少ない

そもそも学校や副業セミナー、インフルエンサーの動画講義では、著作権を学ぶ機会は少ないです。

著作権って地味ですし、稼ぐスキルに直結しませんからね。

ひたすら著作権を学んでも、副業で収益化は達成できないでしょう。

しかし著作権を侵害すると、最悪の場合は逮捕・起訴される可能性もあります。

『副業する人のための著作権』の著者である真矢さんは、あるコンテンツの著作権を侵害して300万円の支払いを求められたそうです。

お金を貯めるには、攻めと守りのバランスが大事って聞いたことありませんか？

『副業する人のための著作権』を読んだあと、お金を減らさないための堅実な行動が、著作権を学ぶことだと感じました。

AIライティング・バイブライティングも注意

2023年ころから、AIツールで文章を書く機会は増えました。

AIライティングや、最近だとバイブライティングって呼ばれています。

バイブライティングとは、AIに対して「こういうものを書きたい」というイメージを伝えて文章を書かせる方法です。

SNSや音声配信で取り上げる人も増えたので、情報リテラシーの高い方は目にしたことがあるかもしれません。

バイブライティングを活用すると、GeminiやClaudeなどのAIツールに「〇〇をテーマに記事を書いて」と指示するだけで、ブログが完成しちゃいます。

ただしAIが書いた文章は、著作権を侵害している可能性が……。

なぜならAIは、インターネット上の文字データを大量に学習しているからです。

もしもAIが学習した著作物とそっくりな文章を出力した場合、著作権違反とみなされる可能性があります。

この問題への対策として、日常的に文章を書くあなたには、CCDというツールをおすすめします。

CCDとは、著作権を侵害している可能性のある文章をピンポイントで探せるツールです。

記事の内容を総合的に判定し、著作権違反のリスクを抑えてくれますよ。

ためしに今回のニュースレターをCCDでチェックしたところ、以下の判定がでました。

類似度判定→3％
一致率判定→26％
テキスト間判定→15％

一般的に「一致率判定」が40％以下なら、著作権違反のリスクは低いです。

AIでブログ記事を書いてもらったら、念の為にチェックすると安心ですよ。

おわりに

今回は著作権について、情報共有させてもらいました。

偉そうにニュースレターを書きましたが、わたしも著作権のルールを完璧に守れている自信はありません。

過去に書いた記事やSNSの投稿をチェックされると、グレー、もしくはアウトなものも見つかりそうです。

それでも著作権違反で訴えられていないのは、クリエイターの方々がわたしの投稿に気づいていないか、寛大に対応してくださっているからなんですよ。

いち発信者として自信を持って記事を書けるように、これからも著作権を学んでいきます。

PS：知識を深めるため、著作権をテーマにした本をおかわりしました⤵️

【紹介した本の広告コーナー】

>>>副業する人のための著作権

今回のニュースレターが参考になったら、下にあるハートマークをポチっていただけると嬉しいです。

それでは、来週の木曜日におあいしましょう。

PSその2

キタノドロップは、Kindle作家としても活動しています。

ここまでニュースレターを読んでくれたあなたは、わたしのkindle本も楽しめるはず。

Kindle Unlimited会員さんはすべての本を無料で読めるので、お気軽にチェックしてみてください⤵️

>>>Kindleストア｜キタノドロップ著者ページ