今週は『文章が苦手だった元新聞記者のライティング術』を読みました。

本のタイトルを見て、新聞記者なのに書くことが苦手なの？って不思議に感じませんか。

じつは記者やライター、ブロガーのなかにも、文章に苦手意識を持つ人は少なくありません。

本業でWebライターをしているわたしも、そのひとりです。

いやいや、謙遜しているだけでしょ？って思うかもしれませんが、本当に書けなかったんです。

書きたいけれどタイピングの指が止まり、時間ばかりが過ぎていくあの感覚……。

きっとあなたも経験があるかもしれませんね。

ただ、書くことを継続したおかげで、少しですが文章に自信を持てるようになりました。

文章術に関する高度なテクニックを駆使する必要はありません。

時間をかければ、誰でも自信を持って文章を書けるようになりますよ。

なぜ量をこなすと文章への自信が生まれるのか？

「けっきょく、記事の質を高めるべき？とにかく量をこなすの？」

書き手のあいだでは、こんな議論がよく起こります。

わたしは、量をこなすことが重要だと考えています。

なぜなら文章に苦手意識を持つ人は、書く経験が不足しているから。

書く経験が足りないと、タイピング中に迷いが生まれますよね。

一度迷うと、ずーっと悩み続ける。

画面上のカーソルが「早く続きを書いて」と無言の圧力をかけてくる感覚を味わったこともあるでしょう。

悩む時間が増えるから、いつまでも記事は書き終わらない。

記事が書き終わらないから、自信がなくなる。

自信がないから、文章に苦手意識を持ってしまう。

あなたも、この負のループにハマっていませんか？

場数を踏むと手際はよくなる

ちょっとだけ昔話をさせてください。

20代のころ、料理が大の苦手だったんですよ。

気合いを入れてホットケーキを作ったら、焦げた小麦粉の塊ができあがる始末。

「料理なんて一生できる気がしない……」と本気で悩んでいましたね。

過去のわたしは、大人気アニメ『ワンピース』に登場する料理人、サンジの才能に心の底から嫉妬していました。

しかし。

北海道を代表するコンビニ「セイコーマート」でアルバイトを始めてから、わたしに大きな変化が。

ホットシェフというお弁当やおにぎりを作るコーナーで、毎日調理をしていたんです。

新人時代は使えないバイトでしたが、シフトを重ねるうちに段取りを覚え、テキパキ動けるようになりました。

バイトをはじめて1年後には、カツ丼のカツとフライドポテトを同時に揚げたり、グリルの上で豚肉、下で鮭を焼いたり、空き時間で洗い物を片付けたりできるように。

バイトリーダーとして、毎日厨房に君臨していました（わたしの栄光時代です）

「数をこなすと、頭で考えるよりも身体が自然に動く」

この感覚を、身をもって知れた体験です。

そして数をこなすことで、文章を書くときも無意識に指が動くようになります。

数をこなすことで迷いがなくなる

わたしは2019年に「はてなブログ」を開設し、インターネット上に記事を書き始めました。

最初は2,000文字の記事を書くのに、丸1日かかっていましたね。

まず何を書けばいいのか分からない。
頭の中のイメージを言語化できない。
書いている途中で文章がとっ散らかる。
最初と最後で記事のテーマが変わっている。
1時間パソコンの前でカタカタしたのに200文字しか書けていない。

……そんな日々が続きました。

「記事の流れはあってる？」

「主語と述語はズレてない？」

「このできごと、本当に正しいの？」

とにかく迷いまくって、タイピングが進まない状況です。

でも、いまでは2,000文字の記事なら1時間半で書けるように。

なぜか？

時間をかけて数をこなしたからです。

数をこなすと文章の引き出しを増やせる

たくさん記事を書いたことで、文章への苦手意識は減りました。

これまでに書いた記事の本数です⤵️

• プロレスブログ→300記事
• 仮想通貨ブログ→10記事
• note→200記事
• Kindle本→15冊
• ニュースレター→50通
• クライアントさんに納品した記事→数え切れないほど

気づけば、書くことが日常になりました。

量をこなすと、自然と文章の「型」が身につきます。

たとえばPREP法（結論→理由→具体例→結論の順番に書くテクニック）や箇条書き、表の使い方もその一つです。

書き出しやまとめのパターンは増え、タイピング中の迷いも減り、記事ができあがるペースは明らかに早くなりました。

1日5分でもいい。あなたは書ける人になれる

少しずつでも大丈夫。

文章を書き続けて、自分の中に文章の型やパターンを増やしてください。

X（Twitter）のポストでも、noteの下書きでも、ニュースレターに挑戦してもOKです。

わたしは書き続けたことで、ニュースレターを読んでくれるあなたとの繋がりを持てました。

書くことを通じて、新しい繋がりや発見を得られます。

あなたの言葉が、誰かの行動を変える日も、そう遠くはありません。

「今日もまったく書けなかった……」とヘコむのではなく、1行書けたと自分を褒めてあげましょう。

今回のニュースレターで紹介した元新聞記者の根本さんも、文章に苦手意識を持っていました。

しかし、実践を重ねて書けるようになったそうです。

書くことが日常になれば、苦手意識はなくなりますよ。

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キタノドロップ　完全在宅のライター 2025-05-22

おわりに

この記事を書いている今、北海道に熱帯低気圧が接近しています。

わたしの住む村も、最高気温33度の予想です！

もしかしたら、道内史上初の40度超えも……？

暑さに弱いみなさん、本当に気をつけて過ごしましょう。

来週のニュースレターが届かなかったら、「暑すぎてサボっているんだな」と思ってOKです（笑）

次回もあなたのライティングに役立つ情報をお届けしますので、楽しみにしてください。

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>>>文章が苦手だった元新聞記者のライティング術

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それでは、来週の木曜日におあいしましょう。

PS

キタノドロップは、Kindle作家としても活動しています。

ここまでニュースレターを読んでくれたあなたは、わたしのkindle本も楽しめるはず。

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