今週は『わかりやすい文章を書く全技術100』を読みました。

この本を読みながら、ある光景が頭に浮かんだんです。

ピロン♪

「お、ライターさんからメッセージが届いた」

「納期を遅らせてほしいのか。週末までに納品してくれたらOKですわ」

「てか、あの人からのメッセージ、いつも読みにくいんだよなぁ……」

もしクライアントさんからこのように思われていたら……。ゾッとしませんか？

知らず知らずのうちに、あなたの文章が読み手にストレスを与えているかもしれません。

読みにくい文章を送り続けると、クライアントさんからの信頼は減り、収益にじわじわ影響する可能性も。

いっぽう、読みやすい文章を書けるだけで、クライアントさんから重宝されるライターになれます。

他のライターと差別化できるので、継続的に収入を得られるはず。

大切な人のストレスを軽減させるためにも、あなたが書く文章をより良くするためにも、報酬をGETするためにも、最後までニュースレターを読んでくださいね。

わかりやすい文章とは、読み手が直感的に理解できるもの

すでにライティングを学んだ読者さんには、釈迦に説法かもしれません。

しかし、わかりやすい文章のルールを改めて伝えさせてください。

基本ルール⤵️

• 結論から書く
• 一文を短くする
• 主語と述語をあわせる
• 同じ表現を繰り返さない
• 読み手が知らない単語を使わない

これらのルールを意識するだけで、読み手は文章を直感的に理解できます。

読者が「これ、どういうこと？」と立ち止まることなく、スラーっと読み進められる記事が理想ですよね。

※わかりやすい文章を書く方法は以下の記事でも紹介しました⤵️

🖊️え、この文章って書いちゃダメなの？ディレクターをイラッとさせない文章術とは
キタノドロップ　完全在宅のライター 2025-05-08

逆に、基本ルールが守られていない文章を読んだなら。

読み手はいったい、どう感じるのでしょうか？

わかりにくい文章を読むと想像の3倍ストレスがかかる

なまら深刻な問題が発生します。

わたしは『わかりやすい文章を書く全技術100』で紹介されていた「悪い例文」を読み続けていたら、脳の温度が1.5度くらい上昇した感覚になりました。

脳が沸騰するって、よく言いますよね。

グツグツ煮えたぎる気配がし、思考停止する寸前まで追い込まれたんですよ。

書籍に書いてあった、悪い例文を3つ紹介させてください。

テープカットが始まる前に、バミっておく。
これらの地域には地理的連続性がある。
食品事業部業務部次長兼営業部営業企画課課長。

引用：わかりやすい文章を書く全技術100

バミっておくはテープを床に貼ることだよな？

地理的連続性って、街と森や川がつながっている場所のことかな？

食品事業部業務部次長兼営業部営業企画課課長って、なんぼエラいおっさんやねん！

思わず、心のなかでツッコミを入れました。

あまりにも強烈だったので、X（Twitter）に投稿したほどです。

	キタノドロップ｜北海道在住のライター
	@kitanodrop

今日読んだ本に
「こんな文章は読みにくいから修正しましょうね」
と以下の一文が書かれていました。

「お昼ごはんは、蒲鉾一切れです」
修正するべき部分は「蒲鉾→かまぼこ」でした。

それよりも、お昼にかまぼこ一切れは少なすぎるだろ。
とツッコまざるを得ません。

— キタノドロップ｜北海道在住のライター (@kitanodrop) July 5, 2025

わかりにくい文章にふれると、想像の3倍ストレスがかかることを痛感できました。

日本人のストレスを減らすためにも、わたしは「読みやすい文章を書けるようになりたい！」と心にタトゥーを刻みましたね。

読みにくいメールが届いたらAIに翻訳してもらおう

とはいえ、世の中には読みにくい文章があふれております。

もし「この文章どういうこと？」と思考停止するメールが届いたら、AIをフル活用してください。

メールが苦手なクライアントさんからの例文を用意したので、ChatGPTを使ってわかりやすく翻訳してみましょう。

読みにくいメール（読み飛ばしてOKです）⤵️

「コンテンツの最適化に向けたご協力のお願い」

大変お世話になっております。
現在、弊社Webメディアのコンテンツにおいて、情報の伝わりにくさがボトルネックとなっています。これにより、読者が記事を理解する際に、想定以上の認知負荷がかかっている可能性があります。
ユーザーエンゲージメント向上のためには、この点は見過ごせません。具体的には、記事内で専門用語が多用され、かつ説明が不足していることや、一文が長すぎることが原因と考えられます。

結果として、読者は記事の核心を把握するまでに時間がかかり、途中で離脱してしまうケースが見受けられます。つきましては、今後のコンテンツ作成において、読者の視点に立ち、情報伝達の効率を最優先していただきたく存じます。
読者がスムーズに情報を得られるよう改善することで、貴殿のライティングスキルがさらに向上し、クリエイターとしての市場価値も高まることと確信しております。
ご多忙の折恐縮ですが、何卒ご理解ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

なまら読みにくいですよね。

いちいち解読していたら、あなたの貴重な時間が奪われてしまいます。

読みにくいメールをわかりやすい文章に修正するため、ChatGPTに以下の指示を出しました。

「以下の文章を箇条書きを使ってわかりやすく解説してください」

ChatGPTが翻訳してくれた文章です⤵️

クライアントからの「分かりにくい文章」改善のお願い

このメッセージは、Webメディアのクライアントがあなた（ライター）に「もっと分かりやすい記事を書いてほしい」と依頼しているものです。
おもな内容は以下のとおり。

現状の課題
・記事が読みにくい
・読者は記事を理解するまでにストレスを感じている
・途中で読むのをやめてしまう可能性がある
・サイトに関心を持ってもらう

目標が達成できていない原因
・専門用語が多すぎる
・一文が長すぎる

今後の依頼内容⤵️
「読者がわかりやすく読めるか」を最優先してほしい。

ライターへの期待⤵️
文章がわかりやすくなれば、あなたのライティングスキルがさらに向上し、ライターとしての価値もきっと上がる。

お忙しいところ恐縮ですが、この点について協力してほしい。

だいぶ読みやすくなりました。

とっつきにくいメールが届いて、自分で解読する時間を使うくらいなら、ChatGPTに翻訳してもらうと作業時間を短縮できます。

あなたの仕事にも取り入れてくださいね。

文章術を学べる本って、もう流行らないのかなぁ

ChatGPTのようなAIツールを日常的に使っていると、ふと思うことがあります。

『文章術の基本』や『プロが教える文章術』みたいな本でわざわざ勉強しなくても、ChatGPTがあれば読みやすい文章を書けますからね。

そう考えると、わたしがニュースレターで紹介している文章術の本を手に取る人は、どんどん少なくなるかも知れません。

もちろん、まったくのゼロになることはないでしょう。

でも、わたしのニュースレターで紹介できる本は、どんどん先細りになりそうです。

AIツールの普及によって、文章術の本がTSUTAYAから絶滅する未来が来るとしたら……。

今のうちに、人間の書いた文章から学ぶことが大切ですね。

わたしはAIに文章力を指導されるよりも、尊敬する書き手の本から技術を盗みたいと考えています。

おわりに

今回はわかりやすい文章について考えてみました。

ニュースレターの原稿を書いているとき、ちょうど参議院選挙の期間中なんです。

各政党の公約を読んでいますが、お世辞にも読みやすいとはいえません。

どの政党も、箇条書きを過剰に使っています。←韻を踏みました♪

あと、シンプルに文字が小さいっす。

ハズキルーペが必要ですね（笑）

わかりやすい文章を書いてくれる政党に投票するため、コーヒーを飲みながら公約を読み進めます。

次回もあなたのライティングに役立つ情報をお届けしますので、お楽しみにしてください！

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>>>わかりやすい」文章を書く全技術100

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それでは、来週の木曜日におあいしましょう。

PS

キタノドロップは、Kindle作家としても活動しています。

ここまでニュースレターを読んでくれたあなたは、わたしのkindle本も楽しめるはず。

Kindle Unlimited会員さんはすべての本を無料で読めるので、お気軽にチェックしてみてください⤵️

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