今週は『Webライターが書いてはいけない文章28選』を読みました。

本を読みながら「あー、この文章は書いちゃダメだったのか……」と、3日前にクライアントへ提出した原稿をチェックしましたよ。

ディレクター（編集者）から嫌われたくないWebライターの方に、おすすめの1冊です。

記事を書くときはディレクターの視点を理解しよう

結論として「わたしが初心者ライターのころに読みたかったな」と感じる本でした。

著者のたくろーさんは、ライター＆ディレクターとしてメディアを管理する立場の方です。

彼は記事を書く側の苦労と、記事をチェックする側のホンネを理解しています。

たくろーさんは、ライターから納品された記事をチェックする際「ちょっと、ここは修正してほしいな……」と、感じることもあるようです。

そんな彼の著書では、ディレクターの視点から「修正指示が飛んでくるNG文章」がクイズ形式で紹介されていました。

全28問のクイズに正解できれば、あなたはディレクターから「また仕事をお願いしたい！」と思われるライターに近づけますよ。

画像クイズの正解は「僕は、カツカレーが好きです」やで。「僕は」の主語に対して「カツカレーを好きです」の述語はおかしいんですよ。

ディレクターから嫌われないためのポイントを3つ紹介

今回のニュースレターで伝えたいことは、以下の3つです。

• ディレクターは減点法で評価している
• メディアのルールを理解しよう
• やっぱり読書って大事だよ

ディレクターは減点法で評価している

Webライターが記事を書く際に、100点満点を目指す必要はありません。

なぜなら、ディレクターは完璧な文章よりも、修正の手間が少ない原稿を求めているからです。

コンスタントに80点の記事を提出するライターは、ディレクターから高く評価されますよ。

わたしがディレクターとZoom面談したときに、彼はこう言っていました。

いやー、記事の修正作業って地味に時間かかるんですよ。
誤字脱字がなく、きちんとした日本語で書かれた記事を納品してくれるだけで、すげー助かります。
たまに、おかしな文章を提出してくるライターさんがいて、修正作業がめっちゃ大変なんです。
誤字脱字を2～3個見つけたら「他にも間違っている箇所があるんじゃね？」と、集中して記事全体をチェックしないとヤバいじゃないですか。
だからこそ、誤字脱字がなく自然な文章を書いてくれるライターさんは、本当にありがたい存在です。

とのことでした。

ぶっちゃけ、Webライターに作家のような文章力を期待するクライアントはいません。

何よりも、ディレクターに修正の手間をかけさせない、納品→即OKの記事が求められていますよ。

メディアのルールを理解しよう

とはいえ、どんな文章が嫌われないのかイメージしにくいですよね。

基本的な考え方として、ディレクターから提供されたマニュアルを守っていればOKです。

メディアと契約したときに受け取った、GoogleドキュメントやWordのマニュアルがありますよね。

マニュアルに書かれてある内容を守るだけで、ディレクターからの修正依頼は格段に減ります。

わたしも記事を納品する前には、必ずマニュアルを確認しています。

マニュアルを厳守する＋基本的な日本語ルールを守るだけで、ディレクターから重宝されるライターになれますよ。

やっぱり読書って大事だよね

書籍で出題されるクイズには「ら抜き言葉」や「い抜きことば」のように、パット見ただけでは「どこが間違っているのよ？」っていう問題もありました。

ら抜き言葉の例⤵️
「ら」が抜けている：食べれる
正解：食べられる

い抜き言葉の例⤵️
「い」が抜けている：食べてる
正解：食べている

他にも「違和感を感じる」のように、同じ意味を持つ言葉を重ねる「重言」も出題されています。

とはいえ、記事作成に集中していると、ちょっとした日本語の間違いに気付けないですよね。

ひとりで記事を書き続けていると、どうしても自分の文章のクセや間違いに気づきにくくなりがちです。

だからこそ、自分が書いた文章の完成度を上げたいのであれば、読書はめちゃくちゃ有効な手段ですよ。

個人で手軽に出版できるKindle本だけでなく、複数の編集者が厳しくチェックする商業出版の本も積極的に読んでみましょう。

以下の著名な方も、読書の大切さを語っていました。

• 大谷翔平選手
• イーロン・マスクさん
• マーク・ザッカーバーグさん

質の高い文章に触れることで、プロの文章と自分の文章との差分を見つけられます。

日常的に本を読んでいる人は、自分の文章の違和感にも気付けるので、記事の修正作業は少なくなりますよ。

おわりに

書籍にはクイズだけでなく、ディレクター目線でのグチも書いてありました（笑）

ディレクターからの評価をアップさせたい方は『Webライターが書いてはいけない文章28選』を読んでみてください。

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それでは、来週の木曜日におあいしましょう。

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