今週は『みんなが書き手になる時代の あたらしい文章入門』を読みました。

タイトルにある「みんなが書き手になる時代」って、AIツールを日常的に使えるようになった、まさに今ですよね。

あなたもChatGPTやGeminiを使って、ブログ記事を書く機会は増えていませんか？

わたしはお昼ごはんを食べたあとにnoteを読んでおり、AIで生成したような、ビミョーにつまらない記事が増えたと感じております。

そんな中、読者を引き込む文章が書けるようになると、AI記事を無双できるんです。

なにげなく書いている文章でも、ちょっとした工夫をプラスすることで、読者が思わず読み進めたくなる記事になりますよ。

AIによる解説を聞きたい方はこちらから⤵️

『みんなが書き手になる時代の あたらしい文章入門』の内容を紹介

今回紹介するのは、ベストセラー『嫌われる勇気』の著者である古賀史健さんが書いた文章術の本です。

「文章を書く目的は読者に行動してもらうこと」をメインテーマに、講義形式で進む内容となっています。

文章を書くための基本的なテクニックだけでなく、論理的な文章の組み立て方や、読者に前のめりで読んでもらう工夫も紹介されていました。

わたしも「noteがぜんっぜん読まれない……」「X（Twitter）で反応がもらえないよ～」と悩んでいるので、本の内容はめちゃくちゃ参考になりましたよ。

本を読んだ感想を3つ紹介

今回のニュースレターで伝えたいことは、以下の3つです。

• すべての文章は「読者を動かすため」に書くんです
• Q＆A形式の文章を書くと、読者の満足度は上がります
• ただし、Q＆A形式の文章はSEO記事に適していません

すべての文章は「読者を動かすため」に書くんです

著者の古賀さんは、本のまえがきで

文章を書く目的、それは「読者を動かすこと」である。

と書いていました。

え、自分の考えや情報を伝えるために文章を書くんじゃないの？って思いますよね。

しかし、読者の気持ちを想像してみてください。

書き手から「俺の熱い想いに共感してくれ～」や「わたしが紹介するAIツールを使わないなんて損しているよ！」って言われたらどう思います？

正直「ウザいわ、この記事は読むのやめよう……」ってなりますよね。

なぜなら、読者が本当に知りたいことは、自分にとってメリットのある情報だからです。

どんなに価値のある情報でも「これは自分のための情報だ」と感じなければ、残念ながら読まれることはありません。

では、どのような文章を書けば、読者に読まれるのでしょうか？

Q＆A形式の文章を書くと、読者の満足度は上がります

疑問に対する解決策の一つとして、著者の古賀さんは「Q＆A形式」の文章を提案していました。

ようするに、読者が考えるであろう疑問を先回りして提示し、それに対する答えを書くという形式です。

Q＆A形式の文章が有効な理由は、読者が「これはわたしへの問いかけだ」と感じやすく、記事の内容を自分ごととして考えてくれるからです。

疑問を解消しながら記事を読み進められるため、読者は前のめりになってくれます。

具体的には、文章のなかで「？」を意識的に使うと、読者の満足度は上がりますよ。

わたしもセミナーなどで質問コーナーがあると、自分の疑問を直接聞けるため、積極的に参加しちゃいます。

セミナー講師と直接しゃべれるので、イベントの満足度も高いんですよね。

文章を書くときも読者から質問を受けたと想定し、求められている情報を先回りして書いておくと、スムーズに読み進めてくれます。

ちなみに、今回のニュースレターでは、あなたの疑問に寄り添えるよう「？」をいつもよりたくさん使ってみました。

お時間があれば、ニュースレターを最初から読み返してみてください。

ただし、Q＆A形式の文章はSEO記事に適していません

さきほどQ＆A形式の文章をおすすめしましたが、一つ注意点があります。

Q＆A形式の文章って、SEO記事で多用すると読者にウザがられるんです。

SEO記事とは、読者の悩みを素早く解決するブログ記事です。
Google検索をした際にでてくる記事は、だいたいSEO記事ですよ。

あなたが何かを調べたいとき、以下のような文章で書かれた記事が出てきたらどう感じますか？

せっかく函館に行くなら、有名な観光地で思う存分楽しみたいですよね？
函館ロープウェイや五稜郭公園など、おすすめの観光地はたくさんあります。
とはいえ、地元の人だけが知っているスポットに行きたいと思いませんか？
観光客の少ない場所で、ゆっくり過ごす時間もいいですよね？

おそらく「いいから観光スポットを教えてくれ！」と、思うはず。

なぜなら、Google検索をする読者は、1秒でも早く疑問を解決したいから。

記事をじっくり読むことが目的ではなく、はやく疑問を解決して、つぎの行動へ移りたいですよね。

このような読者のニーズを考えると、Q＆A形式の文章は、情報を効率的に伝えるSEO記事には適していません。

一方で、自分のブログやニュースレターなど、すでに読者との関係性ができている場面では積極的に使えます。

あなたがブログやニュースレターを書いているなら、Q＆A形式の文章を1度試してみてください。

おわりに

わたしは、今回紹介した古賀史健さんの本を4冊読んでいます。

シンプルに、古賀さんが書く文章のファンなんですよ。

ということで、今後のニュースレターでも古賀さんの本が登場する予定です。

今回の記事が面白いと思ったら『みんなが書き手になる時代の あたらしい文章入門』を読んでみてください。

値段も安いですし、2時間くらいでサクッと読めますよ。

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>>>みんなが書き手になる時代の あたらしい文章入門

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それでは、来週の木曜日におあいしましょう。

PS：いまさらですが、ニュースレターの購読特典も作りました。

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キタノドロップ　完全在宅のライター 2025-05-24