「PREP法とは、Point（結論）Reason（理由）……」

↑Webライターなら、こんな定型文を何度も書いた経験がありますよね。

そのたびに頭をよぎるのが「この説明文、書き直す意味ある？」という疑問ではないでしょうか。

今回は、わたしが普段の仕事で感じているモヤモヤを、ニュースレターに書かせてください。

Webライターとして働いていると「〇〇とは～～」のような、お決まりのフレーズをなんども書くことになります。

きまって頭を悩ませるのが「コピペ率」との戦いです。

コピペ率とは、専用のチェックツールで文章を調べたときに、インターネット上の他の記事とどれくらい似ているかを示す数値のこと。

この数値が高いと、クライアントから「他のサイトの文章をパクっていません？」と疑われちゃうんです。

クライアントから継続的に仕事をGETするため、Webライターはみんな必死でコピペ率を下げる努力をしています。

でも、ずっと思っていたことがあるんです。

「誰が書いても同じになる説明文を必死に書き直したところで、読者に価値を提供できていないよね」と。

先日、そんなWebライターの見えない苦労を解決してくれるnoteを読みました。

医療ライターとして活動する、西川しょうたさんの記事です。

ディレクター10人に聞いた！コピペ率を下げる施策 先日、こんなポストをしました。 「コピペ率が下がりません」 と、お悩み相談。 ディレクターをしていると、 この相談が多い。... 西川しょうた＠看護師ライター @fine_gnu687

しょうたさんは、看護師14年のキャリアを持ちながら、Webライターとしても500記事以上を納品してきた実力者。

現在は記事執筆に加え、ディレクション（記事のチェック・修正など）も担当されています。

普通ならディレクターになると、現場ライターの気持ちは忘れてしまいますよね。

でも、しょうたさんは今でも仕事の80％を自分で書いている、現役のプレイヤーです。

だからこそ、彼の紹介する「コピペ率を下げる施策」には、わたしたちの痛みを知り尽くしたうえでの説得力がありました。

noteで紹介されたテクニックは、わたしも日々の仕事に取り入れています。

今回のニュースレターでは、しょうたさんのnoteで紹介されている王道のテクニックとは少し違う、ちょっとズルいけど効果抜群な方法を紹介させてください。

夜な夜なコピペ率と戦っている、あなたの助けになればうれしいです。

なぜあなたのコピペ率は下がらない？犯人はキーワードです

そもそも、なぜコピペ率は高くなってしまうのでしょうか？

文章の言い回しを工夫しても、単語をガンガン入れ替えても、なぜかチェックツールの数値が下がらない……。

600記事以上の納品データと格闘してきたわたしは、ひとつの結論にたどり着きました。

コピペ判定されやすい部分は、クライアントから指定された「キーワード」そのものである。ということです。

たとえばクライアントから「副業 おすすめ」というキーワードで記事作成を依頼されたとします。

すると、タイトルや見出しには「副業」「おすすめ」って単語を書きますよね。

本文でも、おすすめの副業として「ココナラ」や「クラウドワークス」といった具体的なサービス名を紹介するでしょう。

転職の記事を書くときは「マイナビ」や「リクルート」といった企業名も。

そうなんです。

クライアントから依頼されるキーワードやサービス名などの固有名詞は、そもそも言い換えられません。

それなのに、コピペチェックツールで確認すると「ほかの記事にもココナラって単語、たくさん出てきますね。はい、コピペです～」と、お役所仕事のように判定をくだしてきます。

つまり、あなたがが夜な夜な文章を修正している理由は、ライティングスキルが低いからではありません。

ツールの仕様上、どうしようもない部分と戦っているんです。

今日から使える！コピペ率との戦いを終わらせる「2枚出し」テクニック

おまたせしました。

あなたの記事修正時間を短縮できるテクニックを紹介させてください。

もし原稿のコピペ率が高くなったときは、クライアントに以下2種類のコピペチェック結果を提出してみましょう⤵️

1.記事の全文をチェックした結果
2.タイトルと見出し（キーワードが集中する部分）を除外し本文だけをチェックした結果

たったこれだけです。

ほとんどの場合「2.タイトルと見出しを除外し本文だけをチェックした結果」のコピペ率は大幅に下がります。

コピペチェック結果を2枚提出する目的は、クライアントに「わたしは他の記事をパクっていません」「コピペ率が高くなる理由は、記事に必要なキーワードが原因です」と、アピールすることです。

ちょっと考えてみてください。

あなたがクライアントの立場なら、ただ「コピペ率51％でした」と報告されても「どうすればいいの？」「他の記事をパクったのかな？」と不安になりますよね。

「できたらライター側で調整してほしいな」と感じるのが本音でしょう。

一方で「記事全文をチェックすると51％でした。しかしキーワードが含まれている見出しを除いた本文だけだと27％に下がります」と説明されたほうが、よっぽど安心しますよね。

わたしの実体験だと、ほとんどのクライアントさんは納得して記事を受け取ってくれます。

今回紹介したテクニックは、コピペ率というあいまいな数字に振り回されないための方法です。

そして、ライター側から「プロとして記事を納品していますよ」と、仕事の主導権を取りに行くテクニックでもあります。

もちろん、ことばの言い換えが不要なワケじゃない

ここまで読んで「そっか、もう面倒な単語の言い換え作業はしなくていいんだ！」と思った方もいるでしょう。

それは少し違います。

今回お伝えしたかったのは、あくまで「コピペ率に振り回されすぎるのはやめよう」です。

言い換えができないキーワードや固有名詞の修正で、ムダに消耗する必要はありません。

しかし、本当にあなたの言葉で語るべき部分まで言い換えをサボってしまうと、それはただの手抜きですよね。

読者は、あなたが書く文章を読むために、わざわざ記事をクリックしているのですから。

「すごい」や「おすすめ」といった便利なことばに頼らず、自分の感情や商品の魅力を表現できる語彙力は、Webライターとしての収入に直結します。

コピペ率のためではなく、読者を行動させるための言い換えテクニックを磨くことは、これからもずっと必要なスキルです。

「コピペと判定されやすい、ありきたりな表現を言い換えるフレーズを増やしたいな～」と感じた方は、以下のニュースレターも読んでみてください⤵️

🖊️「すごい」や「おすすめ」ばかり使っていませんか？ 語彙力がないと思われる文章とは
キタノドロップ　完全在宅のライター 2025-09-11

今日からすぐに使える、実践的な言い換えフレーズをたくさん紹介しています。

まとめと紹介したnoteの広告コーナー

今週のニュースレターでは、Webライターを悩ませるコピペ率との向き合い方を紹介しました。

コピペ率の調整は、もうやめましょう。

その作業に使ってた数時間を、もっと質の高いリサーチや読者が本当に知りたい情報の執筆に使ってください。

わたしたちの仕事は、コピペチェックツールの数字をハックすることではありません。

読者やクライアントに価値を提供することです。

今回紹介した西川しょうたさんのnoteには、コピペ率との戦いを終わらせるテクニックが10個も書かれていました。

控えめにいって、Webライターにおすすめできる記事です。

身長180.5cmもある、西川しょうたさんのnote⤵️

>>>「ディレクター10人に聞いた！コピペ率を下げる施策』

PS

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