🖊️推しのために使ったお金と時間は、本当にあなたの意思ですか?
「……なんで、こんなにお金も時間も使ってるんだろう」
ふと冷静になり、そう思ったことはありませんか?
CDを何十枚も買ったり、YouTubeを何度も見返したり。
推しの笑顔が見たくて、ランキング1位にしてあげたくて、安くないお金をつぎ込む日々。
わたしもプロレスを推しているので、めちゃくちゃ気持ちがわかります。
でも、その熱狂の裏側には、あなたの純粋な気持ちだけでなく、運営が意図的に仕掛けた競争の仕組みがあるのかもしれません。
今回紹介する本は、直木賞作家 朝井リョウさんの小説『イン・ザ・メガチャーチ』です。
この小説には、アイドルの運営がファン心理を巧みに操り、CDを大量に購入させたセールスライティングが描かれていました。
「え、なんか怖い……」
そう思いました?
でも、もしあなたが「自分のnoteやKindle本をもっと売りたい」「発信活動で稼ぎたい」と思っているなら、今回のニュースレターは参考になるはず。
はじめてこのニュースレターを読む方へ。
会社の外で稼ぐ方法を探している人に向けて、在宅で収入を増やすノウハウをお届けしています(運営者はキタノドロップ。特定商取引法に基づく表記はこちら)
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わたしたちはいつも、推す側(消費者)です
お金を払い。
時間を使い。
気づけば推しに熱狂している。
でも、そろそろ推される側(仕掛ける側)に回りませんか?
「え、わたしが表舞台に立つとか無理でしょ……」
と、思うかもしれません。
でも、ここ数年で広がりつつある、推され活なら可能です。
推され活とは⤵️
発信者や個人事業主、インフルエンサーなどが、フォロワーから推しとして選ばれるための活動。
SNSでの発信や、フォロワーとのZoom交流会など、日常のコンテンツを工夫して「応援したくなる」関係を築くことです。
X(Twitter)で朝活をやってるあの人とか、オフ会でフォロワーさんと交流してるインフルエンサーがイメージしやすいと思います。
そして、文章の力を使うと、推される快感が一気に加速しますよ。
※以下、小説のネタバレあります。
予約15万枚。それでも人は、なぜ不安になるのか?
『イン・ザ・メガチャーチ』の中に、こんなシーンがありました。
Bloome(ブルーミー)というアイドルグループのデビューが決まり、CDの予約枚数が15万枚に達した。
運営はこの数字をファンに発表し、さらに予約枚数を増やしたいと考えています。
あなたなら、どう発表しますか?
A:「デビューシングル予約15万枚を突破!追加予約受付中です」
B:「デビューシングル予約15万枚を達成!感謝を込めて特別企画を実施」
実際、仕事で書く文章なら、このどちらかになるはず。
ポジティブだし、CDが15万枚も予約されたことはスゴイことです。
でも、小説の中の運営は違いました。
彼らはこう書いたんです。
デビューシングルの予約が15万枚に迫り、ますます大注目のグローバルボーイズグループ・Bloome。その初パフォーマンスにどうぞご期待ください。
引用:『イン・ザ・メガチャーチ』364ページより
一見すると、普通の告知です。
でも、ここには強烈な「毒」が仕込まれていました。
実はBloomeには、ライバル関係にある「WAP」というグループがいます。
そしてWAPのデビューCDは、30万枚も売れていたんです。
運営はあえて15万枚という数字を出すことで、ファンの脳内に比較を生ませました。
小説に登場するファン達は、WAPが30万枚もCDを販売した実績を当然のように知っています。
「え、WAPは30万枚だったのに、Bloomeはまだ15万枚なの?」
「やばい、このままだと推しが負けちゃう……!」
「わたしたちがなんとかしなきゃ!」
ファンはCDが15万枚も売れた喜びではなく、ライバルグループに負けている焦りを感じ、追加でCDを購入します。
運営は「CDをもっと買ってください」とは一言も言っていません。
ただ、予約枚数を書いただけ。
それなのに、ファンは自ら財布を開き、追加でCDを買い始めました。
これが、仕掛ける側の視点。
そして、セールスライティングは、恐ろしくもあり強力なのです。
なぜ、推し活にハマるのか
少しだけ、視点を変えてみましょう。
なぜわたしたちは、これほどまでに推し活にハマるのでしょうか?
それは、現実世界で頑張っても報われないからかもしれません。
Webライターとして毎日必死に記事を書いても、クライアントからは事務的な修正指示が届くだけ。
SNSで有益な情報を発信しても、アルゴリズムの気まぐれで「いいね」が1つもつかない。
「こんなに努力しているのに、なぜ生活が楽にならないの?」
「まだまだスキルが足りないから、もっと勉強しなくちゃ!」
成果が出ない理由を自分のせいにして、自己肯定感が削られていく。
一方、推し活では、CDを買えばランキングが上がり、動画を再生すると再生回数が1つ積み上がります。
そこには、理不尽に感じるフィードバックや、正体の見えないアルゴリズムの影響が少ないです。
少なくとも、自分の行動が数字として返ってくる感覚を得られます。
でも、ここで一つ大切な事実をお伝えさせてください。
あなたの応援は、誰かが意図的に設計したもの
推し活を通じて得られる安心感や達成感はクセになりますよね。
けれど、その心地よさの裏側には、運営が「ファンはこれで喜ぶ」と計算して作ったストーリーがあるかもしれません。
わたしたちは知らず知らずのうちに、そのストーリーを追いかけているのです。
この構造はクライアントワークにもよく似ています。
誰かが作ったルールの中で、誰かの目的や利益のために、貴重な時間とエネルギーを注ぎ込む。
推し活もクライアントワークも、仕組み上で動いている点は共通しています。
推し活で心を癒やしていると思いながら、もしもその実態が消費行動の罠だったとしたら?
わたしたちを動かしているのは、数字や情報の仕組みかもしれません。
とはいえ、数字そのものは、ただの事実です。
けれど、数字をどんな文脈で、どんな比較と一緒に見せるかによって、受け手の感情は驚くほど簡単に揺さぶられます。
数字は事実。でも、感情は動かせる
ここまでニュースレターを読み、こんな考えがよぎった人もいるはず。
「なるほど、ライバルと比較させればいいのか」
「これ、わたしのnote販売にも使えるかも……」
そう気づいたあなたは、もう推す側ではなく、仕掛ける側に立っています。
たとえば、高市早苗さんの支持率に関する報道を思い出してください。
支持率63%という数字に対し、あるメディアは「内閣支持率、初の下落!」と書き、別のメディアは「依然として支持率6割超え」と書きました。
記事に使われた数字は同じ63%。
でも、誰と比べるか、どう切り取るかによって、受け手の感情を操作できるんです。
これをマーケティング業界では、フレーミング効果と呼びます。
ちょっとイメージしにくいので、具体例を紹介しますね。
ポジティブ→糖質90%OFF
ネガティブ→糖質10%保有
ポジティブ→いまなら30%OFF
ネガティブ→明日から30%値上がりです
ポジティブ→月額980円でプレミアム機能を使い放題
ネガティブ→無料プランだと機能制限があります
このように、同じ数字でも見せ方で感情が180度変わるんですよ。
もし、あなたのnoteやKindle本が売れていないなら、商品の質が悪いからではありません。
数字の使い方を、まだ理解していないだけなんです。
今日から、数字を味方につけませんか?
「でも、具体的にどう書けばいいの?」
「私の商品にライバルなんていないし……」
そんな声が聞こえてきそうです。
たしかに、ただ数字を並べるだけでは逆効果になることも。
そのため、この先にある有料部分では、数字と人間心理に関する情報をお届けします。
小説の事例をさらに深掘りし、あなたの発信活動にそのまま使える形に落とし込みました。
・天気予報から見るフレーミング効果
・仮想敵はプロレスから学べ
・仮想敵の作り方
・X(Twitter)を活用したリサーチ術
わたしたちはいつも、誰かを応援する推す側でした。でも、今日から推される側に回りませんか?
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