🖊️60分でWebサイトは完成します。手が止まるのは、どこから公開するかでした
「……あ、これサポート必要だな」
Zoomの画面を見ながら、そう感じました。
先週のニュースレターでお伝えした、ChatGPTを使ってポートフォリオサイトを作るセミナーでのことです。
参加者は10名。
ゼロからWebサイトを作って、インターネット上に公開するところまで、1時間かかりませんでした。
自分の活動をひとつのサイトにまとめておくと、それを見た人から仕事の依頼が届きやすくなります。
実際、わたしのポートフォリオサイトにも、2025年4月に問い合わせがありました。
そこから始まった仕事は、いまも継続しています。
こちらから声をかけたわけではありません。
サイトを公開していただけです。
公開したページが、わたしの代わりに営業してくれたんですよ。
完成したポートフォリオサイト、どこで公開するの問題?
ただ、セミナーに参加してくれたある方が、少し迷っていました。
WordPress用にサーバーを契約している。
でも、ほとんど使えていない。
今日作ったサイトを、このまま無料のサービスで公開するのか。
それとも、自分のWordPressに移すのか。
はっきり質問されたわけではありません。
ただ、決めきれていない雰囲気がありました。
そこで、わたしから「一度、打ち合わせしませんか?」と声をかけることに。
もちろん無料です。
ここまで来たら、最後までサポートします。
売り込みゼロ、フォローも無料。それでも、この時間はお金になります
セミナー中に、売り込みは一度もしていません。
台本もWebサイトを作るためのプロンプトも、主催者のコミュニティに置いてきました。
それでも、この時間はちゃんとお金になります。
参加者が「サイトを作ったあと、どこで公開するか」で迷った。
その原因と解決策を、有料noteとニュースレターに書くからです。
そして、その記事の中に、読者の悩みを解決するサービスや商品のリンクを置いておきます。
売り込みをなくしたわけではありません。
売るタイミングを、少し後ろにずらしただけです。
今回のポートフォリオ作成セミナーで、ひとつ気づいたことがあります。
わたしは60分かけて、サイトの作り方を教えました。
でも、参加者が迷ったのは「作ったあと」です。
ここは、事前にはまったく想定していませんでした。
そして、今回のようなことはセミナーに限らないと思っています。
ブログでも、noteでも、ニュースレターを始めるときも同じです。
こちらが「たぶん、ここでつまずくだろう」と考えた場所と、読者が実際に止まる場所はズレることがあります。
しかも、そのズレは向こうから教えてくれません。
だから、悩みを聞く時間が必要です。
相手のそばにいると、本当につまずく場所が見えてきますから。
今週のニュースレターで得られること⤵️
- 自分の界隈の常識をコンテンツに変える手順
- AIで作ったサイトを0円で公開する方法
- 実際の悩みからコンテンツを作る方法
「無料で全部教えたら、売るものがなくなるのでは?」
少しでもそう感じているなら、今週のニュースレターが参考になるはず。
はじめてこのニュースレターを読む方へ。
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ポートフォリオがないと、3つの機会損失が起きます
セミナーの前半では「なぜポートフォリオが必要なのか?」という話をしました。
見本として画面に出したのは、Canvaを使いこなすあきくんのサイトです。
プロフィール、活動実績、メルマガ登録、自分の商品。
すべての発信が1ページにまとまっています。
一方で、ポートフォリオを持っていないとどうなるのか。
大きく3つの機会損失があるんですよ。
①フォロワーさんが情報を見つけられない
たとえば、メルマガを読んでくれている人が、あなたのKindle本を知らない、ということが普通に起きます。
本当は興味を持ってくれたかもしれないのに、存在を知らなければ買ってくれません。
売上を取りこぼしており、非常にもったいないです。
②自分のコンテンツを再利用できない
ニュースレター、Kindle本、音声配信。
せっかく作っても、自分が存在を忘れてしまえば紹介できません。
一方で、ポートフォリオにまとめておけば、昔作ったコンテンツを再利用できます。
③企業から仕事を依頼されるチャンスを逃す
採用担当者って、SNSでフリーランスに声をかけることに抵抗があるんですよ。
特に、大企業ほどその傾向が強くなります。
SNSでは声をかけにくくても、ポートフォリオに問い合わせフォームがあれば、企業側も正式な窓口から連絡できます。
つまり、本来なら受けられた仕事を逃している状態ですね。
ここまで説明すると、よくこんな反論をいただきます。
「ポートフォリオに載せる実績がないから、まだ作っていません」
これ、逆なんですよ。
たとえば、Webライターとして過去に書いた記事が3本あるケース。
バラバラに置いてあるだけなら、ただの3本の記事です。
でも1ページに書けるジャンルと対応できる作業、連絡先をまとめておく。
これだけで「この人にお願いしたいな」という判断が生まれます。
今週読んだ『Webポートフォリオ・デザインブック』にも、同じような話が書かれていました。
作品をアピールしなければ、ほかの人に埋もれてしまう、と。
実際、仲の良いディレクターから、こんな話を聞きました。
「このライターさんに連絡したいけど、ブログに問い合わせフォームがないんだよね」
「インスタにDM送ったら、失礼かな」
結局、その人に依頼はいきませんでした。
実力を疑われたわけじゃありません。
連絡先が見つからなかっただけです。
わたしとしては、ライバルが勝手に減るのでありがたいんですけどね。
そんなことはさておき。
素晴らしい記事を書く力があっても、誰も知らなければ評価されないんですよ。
書く仕事は、判断材料を用意しているライターに持っていかれます。
Webライターのあたり前は、メルマガ界隈のあたり前じゃなかった
今回のセミナーに呼んでくれたのは、以前ニュースレターで紹介したるる子さんです。
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最近、るる子さんのコミュニティに参加して、ひとつ「もったいないな」と感じたことがありました。
発信活動をしているのに、ポートフォリオを持っている人が少なかったんですよ。
Webライターにとって、ポートフォリオを作るのはあたり前。
デザイナーや動画編集者、エンジニアも、自分の実績やスキルをWebサイトにまとめています。
でも、メルマガやSNSを中心に発信している人たちは違いました。
「ポートフォリオ、やっぱり作ったほうがいいですよね~」
このように、必要性は感じている。
でも、まだ作っていない。
そんな人が多かったんです。
Webライターにとっては「あたり前」のことでも、となりの界隈では、60分のセミナーになるってことに気づきましたね。
自分のあたり前を、まだ知られていない場所へ持っていく。
先週のニュースレターで書いたテーマが、そのまま今回のセミナーにつながりました。
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とはいえ「自分には、人に提供できるスキルや知識がない」と思うかもしれません。
わたしも「ポートフォリオの作り方なんてセミナーになるのか?」と思っていました。
でも、自分のあたり前の価値は、なかなか気づきにくいものです。
だから、界隈の外にいる人に聞いたほうが早い。
「〇〇を使いましょうよ」と提案して「え、どうやるんですか?」
↑この反応が返ってきたら、そこに需要があります。
そして今回、もうひとつ気づきがありました。
あたり前は、渡すだけじゃなく相手からも受け取れる
メルマガを書いて、読者と直接やり取りする。
自分の商品を作って、メルマガで読者にお知らせする。
るる子さんのコミュニティでは、日常的にやっていることです。
でも、Webライターで同じことをしている人は、あまり見かけません。
わたしが「ポートフォリオは必ず作るもの」と思っていたように、発信者からすれば「Webライターなのに、なんでメルマガ書かないの?」と感じているんだと思います。
自分のあたり前を、となりの界隈へ運ぶ。
そして、となりのやり方を、こっちへ持ち帰る。
あたり前の提供は、一方通行じゃありませんでした。
サイトが完成するまで、ずっと雑談していました
セミナーの後半は、実演です。
今回協力していただいたうみさんの活動内容をまとめて、その場でポートフォリオサイトを作りました。
やったことは、大きく3つ。
- パソコンにフォルダを作る
- うみさんの活動内容をChatGPTに渡す
- 1ページ完結型のポートフォリオサイトを作ってと指示する
あとは待つだけ。
ChatGPTの作業時間は、20分ほど。
その間は、ひたすら雑談タイムです。
完成したサイトを見て「メインカラーをピンクにしてください」と頼んだら、ChatGPTはちゃんと修正してくれました。
そして、完成したファイル一式を、Netlify(ネトリファイ)にアップロードします。
※Netlifyとは、Webサイトを無料でインターネット上に公開できるサービス。noteを書いて公開ボタンを押す、あの感覚に近いです。
数秒でURLが発行されて、うみさんのポートフォリオサイトが公開されました。
サイトを見たうみさんから「テンション上がります♪」とチャットにコメントが。
主催のるる子さんも「もう自分のポートフォリオができた気分。何も触ってないけど(笑)」と、書き込んでくれました。
るる子さんは3年前にWordPressでブログを作ったものの、そのまま放置していたそうです。
「やっとブログを使える日が来たかもしれない」
この日、わたしがいちばん嬉しかったのは、この一言です。
こうして、セミナーは予定どおりの時間に終わりました。
用意していた「つまずきポイント」は、1つも当たりませんでした
セミナーの準備で、ひとつ心配していたことがあります。
サイトのデザインです。
AIにサイトを作らせると、文字の位置がずれたり、なんとなくダサくなったりします。
参加者がつまずくとしたら、ここだろうと思っていました。
だから準備では、デザインの要素を足すのではなく、できるだけ削ったんですよ。
準備に使ったのは3日。
見本サイトから消したのは、8つの項目。
飾りのアイコン。
同じ内容を案内するボタン。
ページを開いたとき、最初に表示される余分なボタン。
なくても困らないものは、できるだけ消すことに。
そのうえで、パソコン・タブレット・スマホ、それぞれの画面で表示を確認しました。
文字が薄くて読みにくくないか。
画面から横にはみ出していないか。
文字やボタンが重なっていないか。
こうした表示崩れが、すべてなくなるまでプロンプトを改善することに。
そのかいあって、セミナーは順調に進みます。
心配していたデザイン崩れも起きません。
ただ、考えてみれば当然ですよね。
この日、手を動かしていたのはわたしですから。
トラブルがなくなったのではなく、参加者が自分で作る日まで先送りになっただのことです。
とりあえず、大きなトラブルが起きないように祈っています。
参加者がつまずいたのは、まったく別の2箇所でした
1つ目は、ChatGPTのWORKが2種類あることです。
※WORKとは、ChatGPTに作業を任せられる機能のこと。指示を出すと、ガンガン作業を進めてくれます。
普段ブラウザで使っているChatGPTにも、WORKはあります。
ただ、こっちはパソコンの中で作業する権限を持っていません。
今回使ったWORKは、デスクトップアプリのほう。
フォルダを作ったり、ファイルを書き込んだりできる権限を持っています。
やっかいなのは、2種類あるWORKの見た目がほぼ同じことなんですよ。
るる子さんの一言が、まさにそれでした。
「デスクトップアプリのWORK、わたし初対面でした」
「見た目めっちゃ似てんのに、違うツールなんですね」
そして2つ目。
今回、いちばん大きかったつまずきがこちら。
ポートフォリオが完成したあと、どこに公開するの?で止まります。
作り方は、60分で共有できた。
でも、本当のつまずきポイントは、作ったあとにありました。
年間15,000円か、0円か、すでに持っているか
AIでポートフォリオサイトを作ると、いくつかのファイルができます。
サイトの土台となるHTMLファイル。
見た目を整えるCSSファイル。
そして、サイトで使う画像ファイル。
これらをまとめてインターネット上のサーバーに置けば、ポートフォリオサイトを公開できます。
そして、公開する方法は大きく3つです。
①自分でサーバーとドメインを契約する
年間15,000円くらいで運用できます。
サーバーとドメインを契約するメリットは、自分の手元で管理できること。
データも自分の借りたサーバーにありますし、ドメインも好きなものを取れます。
※ドメインとは「〇〇.com」のようなインターネット上の住所です。自分の名前やメッセージなどを入れた、オリジナルのURLを作れます。
デメリットは、固定費がかかることと、契約更新を自分でやることです。
②Netlifyなどのサービスを使う
既存のサービスを使えば、固定費0円でWebサイトを運用できます。
AIで作ったファイル一式をアップロードするだけ。
数秒でポートフォリオサイトを公開できるんですよ。
ただし、2つ注意点があります。
1つ目は、無料で発行されるURLに「〇〇.netlify.app」のようなサービス名が入ること。
あとから「〇〇.com」のような自分専用のドメインに変更もできますが、変更後はサイトのURLが変わるんですよ。
つまり、それまで使っていたURLを名刺やSNSに載せていた場合、変更後のURLに差し替える必要があります。
長く使うポートフォリオなら、最初に「無料のURLでいくか、独自ドメインを使うか」を決めておきたいところです。
2つ目は、自分ですべて管理できないこと。
Netlifyという外部サービスを借りて公開するため、無料で使える範囲やルールが変わる可能性があります。
「今まで無料だった機能が有料になった……」としても、ルールに従うしかありません。
とはいえ、名刺代わりのポートフォリオを公開するだけなら、Netlifyは十分使えるサービスです。
一方、検索から人を集めて、何年も育てるサイトにするなら、自分でサーバーとドメインを契約する方法をおすすめします。
③すでにWordPressを持っているなら、そこを使う
すでにレンタルサーバーを契約して、WordPressを使っているなら、新しくサーバーを借りる必要はありません。
AIで作ったサイトを、WordPressの固定ページとして公開する方法もあります。
うみさんが迷っていたのは、まさにここでした。
レンタルサーバーは契約している。
でも、WordPressはほとんど使っていない。
せっかく契約しているWordPressを使うのか。
それとも、Netlifyを使って固定費0円で公開するのか。
判断基準はシンプルです。
サイトを自分で触ったり、更新したりするのが好きなら、WordPressを活用する。
サイト管理に時間をかけるより、メルマガやSNSでの発信に時間を使いたいなら、NetlifyのままでもOKだとわたしは考えています。
売り込みはしない。代わりに悩みをいただきます
今回のセミナーは、VSLの型で台本を作りました。
※VSLとは、ビデオセールスレターの略。動画で商品を売るときの構成です。テレビショッピングの流れをイメージしてください。
使ったのは、以下の6ステップ。
- 問題提起
- 理想の未来
- 実例
- 解決方法
- どうしても残る課題
- 商品を提案
ポイントは、最後の2つです。
解決方法を伝えたあとに「ただ、1点だけ自力では難しいところがあります」と課題を残す。
そこから「その課題を解決できるのが、この商品です」と提案につなげます。
きれいな流れですよね。
でも当日、わたしは商品を提案しませんでした。
本来紹介する予定だった商品の話は、一度もしていません。
使った台本もプロンプトも、全部コミュニティに置いてきました。
その代わり、セミナーが終わってから、うみさんに声をかけたんですよ。
「一度、打ち合わせしませんか?」
もちろん無料です。
うみさんが「サイトをどこで公開するか」を迷っていたので、つまずいたポイントを詳しく聞かせてもらいます。
目的は、商品を売ることではありません。
実際につまずいた場所を知って、次のコンテンツを作るためです。
たとえば今回なら「AIで作ったサイトは、どこで公開すればいい?」というnote記事が作れます。
記事の中でNetlifyなどのサービスを紹介して、具体的な解決策を有料パートにする。
その場で商品を売るのではなく、同じ悩みを持つ人があとから読める形にして、収益につなげます。
以前のわたしなら「無料で全部教えたら、売るものがなくなるのでは?」と思っていました。
でも、逆だったんですよね。
最後まで無料で教えたからこそ「サイトは作れた。でも、どこで公開するの?」という次の悩みが見つかりました。
無料で渡すと、売るものが減るのではなく、次に作るコンテンツが見えてきますよ。
あなたのあたり前を、3つ書き出してみてください
今日からできることを、1つだけ。
自分の界隈で普通にやっていることを、3つ書き出してみてください。
その中に、別の界隈の人から「それ、どうやるんですか?」と聞かれそうなものがあれば、そのままコンテンツを作れます。
たとえば、AIにHTMLで記事を書いてもらい、本文+装飾までまとめて出力する方法。
Webライターにとっては普通でも、個人ブロガーに見せたら「そんなことできるの?」と驚かれるかもしれません。
こんなの誰でもやってるよ、と思うことほど、別の界隈の人に聞いてみてください。
「これ、知っています?」
「普段どうやってます?」
そこで「知らなかった」「やり方を知りたい」と返ってきたらチャンスです。
実際にやり方を伝えてみて、相手がどこでつまずくのかを見ておく。
そこで見つかった「つまずき」が、有料商品を作るための素材になります。
ポートフォリオサイトは、日々育てていくものです
わたしがポートフォリオを作ったのは、2021年のこと。
問い合わせフォームも設置しましたが、すぐに仕事が来たわけではありません。
それでも更新を続けていたら、2025年4月に1件の依頼が届きました。
作ってから、約4年後です。
時間はかかりましたが、ポートフォリオが仕事につながった事例になりました。
もし2021年に作っていなければ、現在のクライアントとはつながっていません。
ポートフォリオは、作って終わりではないんですよ。
公開して、少しずつ育てていくものです。
今週読んだ『Webポートフォリオ・デザインブック』には、カッコいいポートフォリオサイトがたくさん載っています。
意外だったのが、プロフィールの扱いです。
Webライターだと、経歴や実績を書きがちですよね。
でも依頼する側が知りたいのは、何を頼めるのかなんですよ。
経歴を書く前に、得意なジャンルと対応できる作業を記載する。
順番を入れ替えるだけで、伝わり方が大きく変わります。
そして「どんなサイトを作ろう?」と迷ったら、パラパラとページをめくってみてください。
デザインのヒントが見つかりますよ。
【広告コーナー】
今週のニュースレターは以上です。
PS:
AIを使ってポートフォリオサイトを作る様子は、るる子さんのコミュニティに参加するとアーカイブ動画が見れます。
コミュニティではメルマガに関する情報も飛び交っていますので、わたしのニュースレターが好きな方は楽しめるかなと。
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